畑澤亜美／ライセンス／2016年中途入社
女性向けアパレルブランドで販売を経験した後、アニメに携わる仕事に興味を持ちアニメイトカフェに転職。アニメイトカフェの新店舗立ち上げや店長職を経験後、今までと異なる環境を求め未経験ではあるが社外との営業を担当するライセンス部へ異動。得意のコミュニケーション力を活かし、様々なタイトルとのコラボを成功させている。
社員インタビュー
Profile
ライセンス 畑澤のある1日
- 出社／ライセンスチーム朝礼
- 資料作成・商品企画検討
- 権利元と打ち合わせ・交渉
- メニュー考案・担当コラボの作品を勉強等々
- 店舗と打ち合わせ・ブレスト・近況報告
入社から4年後、転職を考えた私に訪れた転機
私が入社した頃はまだ社員数も少なく、1年目からカフェの店長を任せてもらえました。責任やプレッシャーはありましたが、大好きな作品を近くに感じながら働けることは純粋に楽しい経験でした。
しかし4年目を迎えた頃から「このままでいいのか」「別のお仕事もしてみたい」と今まで行っていた業務を続けていくことに悩むようになり、転職も考えるようになりました。
その矢先、ライセンスの上司から「私たちと一緒に働かないか？」と打診がありました。
ライセンスの業務は、どんな作品とコラボするのかを企画立案するだけでなく、グッズやメニューの下地作り、期間内イベントの立案、運営サポートなど多岐に渡り、コラボカフェの根幹を生み出す要の部署です。自ら作品の権利元様と交渉し、実現させる役割もあります。
私は声をかけてもらえたことが嬉しく、すぐに異動を決意しました。これまでの私は「接客」が中心のキャリア。それが今度はまったく違う分野への挑戦ができるわけです。新たな期待が生まれました。
未経験からのチャレンジは想像以上に責任重大だった
対企業のコミュニケーションは私にとって初めてのこと。ビジネス文書の書き方もわからず、Webで「メール 基本 挨拶」と検索する毎日です。
しかし私にとっては成長の機会。営業で打ち合わせを重ねるたびに「ワンランク上の自分」になれた気がして、やる気に満ちていました。「ライセンス」のお仕事は多岐にわたりますが、その中でも重要なのが「社内指示」です。
特にデザインチームやメニュー考案者との連携は多く、絵柄やデザイン、グッズの種類、メニューの下地など、情報を渡し「現実」に生み出すための指示を出します。
ここが滞るとプロジェクト全体に遅れが出てしまいます。権利元様から受け取ったイメージ、自身が考えるコラボ全体のイメージを的確に伝え、指示を出さないと、コラボ企画自体が進まないためです。
また、企画を立てた以上はイベントが終わるまで責任を持って伴走する。それを同時に何本も行うという点では、店舗とはまた違う大変さがありました。
トラブル発生！イベント初日に商品が届かない？
このお仕事で一番嬉しいことは、イベントの初日を迎えられた時の安堵感です。
アニメイトカフェは基本的に予約制で、イベント初日にはお目当てのコラボ作品を楽しみにお客様が来店されます。その時に「グッズがない！？」となったらどうでしょうか。
お客様はとても悲しいと思いますし、店舗には多大な迷惑をかけることになります。また場合によっては、版権元様の信用をなくしかねない事態にもつながります。
最近は少なくなりましたが、以前は「この日までに権利元様からお返事をもらえなければ、初日にグッズを販売することができない」という状況を何度も経験しました。
そのため、イベントの初日は安堵感がどうしても先に来ます。ですが、ほっと一息をついたあとにお客様が喜ぶ表情を見ると「頑張って良かった！」という想いが込み上げてきます。
この達成感が、このお仕事の醍醐味だと思います。
コラボ企画成功の秘訣は、想いをカタチにする交渉力
アニメイトカフェでは、過去にこんな企画がありました。
原作では登場しない「オリジナル衣装」をキャラクターに着せたグッズの販売です。ファンの間でとても反響がありました。
単に権利をお借りしてメニューやグッズに反映するだけでなく、独自の企画で「ファンの求めている世界観」を表現できるわけです。その実現には「交渉力」が必要です。
他社ではまだ使ったことのない素材やデータをいただけると、人気の企画も生まれやすくなるからです。私の場合は戦略や駆け引きをせず「この世界観を実現したい」という想いを強く伝えるようにしています。
それも言葉だけではなく「こういうポイントが、お客様に喜んでいただけるんです！」と、現場でしかわからないリアルなお客様の声を権利元様にお伝えします。
出会うことのない二者の架け橋の役割となることが、交渉の上で大切なポイントだと考えています。
大切なこと。
私は｢人｣が大好きなんです
未経験で始めた現在のお仕事。今だからこそ言えますが、企画力や交渉術は必ずしも完璧である必要はありません。後からでも十分に身につけられるからです。
大切なのは、コミュニケーション能力と「人が好き」という心です。
私たちは「良いものを実現したい」という共通の想いを持っています。だからこそ社内外での関係性を大切にして、いざという時に助け合える体制を築いておくことが重要になります。
「この人のためならひと肌脱いでやるか！」
そう思ってもらえる土台を作ることで、権利元様からも信用していただけます。スケジュールが厳しい時は社内のメンバーも手伝ってくれます。お仕事をマルチタスクでこなすことが要求される一方、どうしても一人の力だけでは成立しないのも特徴です。
企画を実現させたいという強い気持ちと、一人ではなくみんなで作りあげることの大切さを知る人にこそ、ライセンスのお仕事は向いていると思っています。
就活生に向けて一言！
アニメイトカフェはやる気がある人、前向きに考えてくれる人を重要視していると思います。 今は具体的に浮かばなくても、一緒に働くうちにこれからのビジョンが見えてくるはずです。仲間や人を大事に思えるあなたを、アニメイトカフェはお待ちしています！
